森元総理の発言: IOCはごたく並べず、広島と長崎への参拝を義務化しろ!NHK放送「焼き場に立つ少年」

『焼き場に立つ少年』は何処へ―ジョー・オダネル撮影『焼き場に立つ少年』調査報告今しがた、NHK-BSで民主党系ドラマ「刑事コロンボ」(45回)策略の結末が放送された。これは欧米人の知らない話題だ。昔に民放で放送されていた時に、本ブログの親戚は真顔で主演ピーターフォークを日本語の旨い役者だと信じていた。実際に刑事コロンボの吹き替えバージョンは知っている(小池朝雄石田太郎)が、地声は日本人の大半は知らない。ピーターフォークの地声は甲高いのだが、真実を話すとだいたいびっくりする。テリーサバラスのデカ長さん役を亡くなった森山周一郎が吹き替えた名作「刑事コジャック」もそう。みんな日本人は、テリーサバラスが日本語堪能な役者と思い、毎週楽しみに見ていた。しかし、その古き良きアメリカがもう消滅した。あとかたもない。こっぱみじん。

日本人の国際化はそのレベル。森元総理の発言。はっきりいって、前回の東京大会のイメージしかない。名画「三丁目の夕日」の世界だ。外国人が突然、大挙して東京へきた。都民はみな道を聞かれるとパニック。ボロアパートに下宿している大学生に通訳を頼みに行った。その模様は反戦漫画家で国民栄誉賞長谷川町子「いじわるばあさん」にも出てくる。IOCが発表した声明は英語。これは、75歳以上の日本人には理解できない。75歳以上の日本人でパソコンやインターネットをできる割合は極めて少ない。グーグル翻訳なんか使えない。そもそも一連の森元総理への侮辱事件を仕組んだ連中は、こうした日本の当たり前の戦後を知らない。前のブログでもいったが、小津安次郎はアカ。アカの映画ばかりみているから、日本の真の家庭を知らない。長谷川町子「いじわるばあさん」は名作(息子に医者もいる)だか、それともほかの反戦マンガと同じようにお蔵入り行きか?ちなみに「いじわるばあさん」の実写は極左の青島幸夫都知事が主演した。

また名画「三丁目の夕日」は、高度経済成長の日本を描いた、笑いあり、泣きあり、の映画だ。オリンピックに沸く東京。東京大空襲から立ち直る日本をふうじたいのは誰か?堤真一主演。堤真一は、原爆で妻を失った広島の頑固おやじ役が当たり役。不朽の名作「とんび」!そして息子を単身で育て上げ、早稲田大学に入れる、感涙の親子ドラマだ。ヒラリークリントン国務長官は、世界100ヵ国を歩いたが、広島、長崎、沖縄を見なければ、真の国際派と言えない。世界遺産なのだから。

IOCが難民の話を声明に書いている。原爆投下後の広島と長崎は地獄だった。IOCは、人道を語るならば、外国人選手の広島と長崎の参拝を義務化せよ。日本では、NHKの連ドラ「エール」で長崎の悲惨さが放送された。焦げてしまった赤ちゃん、背中が爛れた人。何より、国民栄誉賞藤山一郎長崎の鐘」は、最終回で主演した役者が一斉に歌う感動ものであった。さらに昨夏のNHKは、戦争ものを多く放送した。「はだしのゲン」に出てくること、一例だか、原爆で溶けてしまい、皮膚がベローンと垂れ下がった人たちが、長崎の市内を行進していた。なぜか?腕がケロイドと化したので、腕をまっすぐして歩くしかなかったから。これを証言したのは、長崎原爆で孤児になった高齢男性である。NHK守本アナウンサーが語りを務める「焼き場に立つ少年」の回である。

NHKは凄まじい取材体制で望んだ。主に九州駐留の米陸軍カメラマン、オドネル軍曹の歩みから追った。本ブログは前にも指摘したが、どうやら「お焼き場の少年」らしき高齢男性が見つかった。本人はかくしているが、いずれカミングアウトして、人道とは何かを問うだろう。

★先の東京大会でも最後の聖火ランナーを務めたのは、大変悲惨な広島原爆を体験した男性だった。多くの日本人が忘れている。★
★本ブログは、原水禁原水協ではない。本ブログは日米安保条約を推進したい、いち市民である。★★
いじわるばあさん (1) (朝日文庫)